ICTSS2017のBest Paper Award を受賞
2017年07月03日
賞の概要
当社は、2017年5月に群馬県桐生市で開催された国際会議 International Conference on Technology and Social Science(ICTSS2017)にて研究発表を行ない、Best Paper Awardを受賞しました。 |
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認定証 |
発表内容
タイトル
FEM for Narrow Slit Section Models with Damping of Air Viscosity
開発背景
音響の分野においてCAEは幅広く活用されていますが、イヤホンの筺体の様に小さな空間内での音響現象についての解析例は非常に少ないのが現状です。イヤホン筺体内の音響伝達経路は非常に狭い場合が多く、空気の粘性により音速の減少や位相の変化が生じます。したがって、一般的な音響解析では無視できる「空気の粘性による減衰」を考慮する必要があります。 |
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解析モデル |
開発技術
本研究では、空気の粘性による減衰が考慮可能な定式化を行いました。さらに、三次元のスリット断面モデルについて、FEMを用いた音響解析ソルバで数値解析を試み、理論解と比較検証しました。 その結果、提案した手法は良い解析精度を有していることが確認できました。
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数値解析例 |
受賞者
笹島学、胡月(SP事業本部 スピーカ第3技術部 音響技術開発課)
※共著者:山口誉夫教授(群馬大学)、趙希禄教授(埼玉工業大学)