表面実装(Surface Mount) スピーカ「SAE-20D」を発売

2016年11月25日

当社は、このたび車載機器、産業機器、民生機器などの各種警告音や音声ガイダンス用発音体として、 基板上に表面実装(Surface Mount)可能なスピーカ「SAE-20D」を発売いたします。
 
「SAE-20D」は、これまで多くの販売実績を持つ、表面実装(Surface Mount)スピーカ「SAE-20」シリーズの最新機種になります。
 
「SAE-20D」は表面実装(Surface Mount)が可能なため、基板への自動実装、リフローによる半田付け(無鉛半田)が可能であり、お客様での基板の実装効率を高めることができます。
 
「SAE-20D」の特徴として、スピーカ背面に立体的に放音孔(ダクト)を設けることにより、スピーカ表面・背面の音の分離を容易に行うことができ、これまでのような背面空間の設計が不要になりました(特許出願中)。
 
20mm x 20mmの小型スピーカでありながら、音圧出力は600Hzから3,000Hzの帯域において約91dB*を可能にし、広い帯域での高音圧出力ニーズに対応しております。
 
信頼性では-40℃から105℃までの環境変化に耐えることができ、インピーダンスについては、お客様の要望に応じたカスタマイズも可能です。
 
高い信頼性能をほこる当新製品は、広く基板実装を行う製品に適しており、今後は営業活動を積極的に行い、2016年下期より量産を開始し、将来的には年間400万個の販売を見込んでおります。
 
当社の技術開発力、品質信頼性を活かした表面実装(Surface Mount)スピーカについては、今後も製品ラインアップを随時、拡充していく予定です。

 

「SAE-20D」の概要

用途

各種車載機器(クラスター、ETC、ADAS)、ロボット、ドローン、防犯機器、

産業機器、民生品など、基板実装を伴う製品全般

主な特長
  • スピーカ背面に立体放音孔(ダクト)を備え、音響設計が不要(特許出願中)
  • 600Hzから3,000Hzの帯域で約91dB/10cmの豊かな音圧とフラットな特性
  • 優れた耐熱衝撃性(-40℃から105℃/1,000サイクル)
  • 重量は3gと超軽量を実現
  • インピーダンスはカスタム対応可能
 

主な仕様

形式 ダイナミックスピーカ
定格入力 0.5W
コイルインピーダンス 30±6Ω(8Ω対応も可能)
保証音圧 91dB±3dB (1K,1.6K,2K,3.2KHzの平均)
(0.5W定格入力・測定距離10cm)
寸法 20mm x 20mm 厚さ4.7mm
重量 3g

* : 表記音圧は当社標準測定条件下で測定距離10cmでの値です。

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《補足》
当社では今回発売となる「SAE-20」シリーズ(20mm x 20mm)及び、さらに小型サイズの「NDT-03」シリーズ(15mm x 15mm)を2002年より販売しております。これらのスピーカは車載機器市場向けに広く使われております。

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