フォスターの歩み

1949~

創業者2人の信念

西村茂廣・篠原弘明は、お互いの出身地が偶然同じ長野県だったことから、
1949年に「信濃音響研究所」の名前でフォスター電機を創業し、スピーカー作りを始めました。最初のスピーカーは無名で、神田の電機卸店でなかなか販売までたどり着けず、2軒のお店でようやく置いてもらうことができました。
その売れ行きは良く、3か月後に再度訪れた際には、店主から次回の納品を依頼されました。

この経験から、2人は「真心をこめて作れば必ず認められる」「よいものをつくるんだ」という信念を持ち、社是として「誠実」を掲げるようになりました。今日のフォスター電機のものづくりにも、この信念が引き継がれています。

1949

1949年(昭和24年)6月
  • 西村茂廣および篠原弘明が東京渋谷に信濃音響研究所を創立し、スピーカーの製造を開始
  • 西村茂廣、社長に就任
1953年(昭和28年)5月
  • 信濃音響株式会社に改組
  • 「フォスター」を商標登録
1959年(昭和34年)5月
  • フォスター電機株式会社と改称
商標パールのラベルと3.5インチスピーカー

1960

1960年(昭和35年)3月
  • 昭島工場建設
1962年(昭和37年)2月
  • マイクロホンの製造を開始
1962年(昭和37年)5月
  • 株式を東京証券取引所第二部に上場
1964年(昭和39年)4月
  • ヘッドホンの製造を開始
1965年(昭和40年)2月
  • フォスター香港設立
1966年(昭和41年)4月
  • オーディオアンプ、チューナーの製造を開始
1966年(昭和41年)8月
  • 篠原弘明、社長に就任
1969年(昭和44年)2月
  • フォスター台湾設立
1969年(昭和44年)7月
  • 本社を東京都昭島市に移転
ソニーのトランジスタラジオTR-55に搭載されたG-205スピーカー
FMマルチステレオチューナー
1970~

スピーカー生産の自動化

当時、スピーカーは人員を多く配置した手作業で生産されるのが一般的であり、品質にもばらつきが出てしまうものでした。フォスターでは、1979年から工場に自動製造機が導入され始めましたが、まだまだ故障が多く扱いにくいものでした。
転機が訪れたのは、1981年に米国のGM(デルコ)社から受けた車載用スピーカーの引き合いでした。品質の均一を強く要望され、GM社向けスピーカー製造には、自動機の開発が不可欠となりました。車載設計グループ、製造ラインは一丸となって厳しい品質要求に対応し、引き合いからわずか1年という異例のスピードで試作から量産化を実現しました。

現在では、漸次デジタルトランスフォーメーション (DX) を推進し、生産工程、設備保全、工場内物流の自動化を図ることでヒューマンエラーをなくし、蓄積データからの自動分析と予測で問題発生を予防することにより、さらに品質の高い製品の生産に注力しています。

1970

1970年(昭和45年)12月
  • フォスター運輸株式会社設立
1972年(昭和47年)7月
  • フォスターシンガポール設立
1972年(昭和47年)10月
  • フォスターU.S.A.設立
1973年(昭和48年)10月
  • 西ドイツにフォスターヨーロッパ設立
1976年(昭和51年)5月
  • フォスター電子株式会社設立
MWF-2(ダイナミックワイヤレスマイクロホン)
RPマイクロホン、RPヘッドホン、RPスピーカー

1980

1986年(昭和61年)11月
  • 株式会社トネゲンと合併
1987年(昭和62年)9月
  • 米国でスピーカー製造開始
1988年(昭和63年)8月
  • 中国での委託加工開始
1989年(平成元年)6月
  • 創業40周年を迎える記念式典を挙行
特機部(業務用音響機器担当)製品
各種データ端末機器

1990

1991年(平成3年)3月
  • フォスターインドネシア設立
1994年(平成6年)7月
  • 髙田貢、社長に就任
1995年(平成7年)10月
  • 持株会社を設立
  • 米国3子会社を1社に統合
1997年(平成9年)2月
  • 米国、デトロイトに営業所新設
1997年(平成9年)11月
  • 米国、エルパソに物流センター建設
  • インドネシアにビンタン工場建設
1999年(平成11年)6月
  • 創業50周年を迎える記念式典を挙行
1999年(平成11年)9月
  • 東京証券取引所第一部に指定
ケナフ振動板スピーカーシステム
パールマイカ・ハイブリッド振動板スピーカー
2000~

部品内製化の強み

信濃音響時代から、安定的に生産し、コスト面でも有利に働くため、ボイスコイルやダンパー等の要素部品の内製化を進めていました。
1953年には、周波数特性を大きく左右する、コーン紙の内製化の研究も開始しました。創業者の篠原自ら、高知の和紙工場を視察し、コーン紙の基礎から研究に着手しました。素材や製造工程に拘り、製品ごとに処理方法を変え、一番良い音を出せるよう苦心しました。

2000年代には、携帯電話市場はグローバルで「1人1台」時代といわれ急拡大が続き、同梱イヤホンの供給は競争の激化が予想されていました。当社は、主要部品で部品内製化をしていたことから、圧倒的なコスト競争力と高性能・高品質な振動系を武器に受注を獲得し、携帯電話に同梱されるイヤホンの受注により急成長を遂げました。

2000

2001年(平成13年)4月
  • 台湾、台北に営業所を設立
2001年(平成13年)10月
  • 中国、広州に広州豊達電機有限公司設立
2002年(平成14年)10月
  • 中国、上海に営業所を設立
  • 愛知県安城市に中部営業所を設立
2003年(平成15年)4月
  • フォステクス株式会社と合併
2005年(平成17年)6月
  • 東泰雄、社長に就任
2006年(平成18年)1月
  • フォスターベトナム設立
2006年(平成18年)10月
  • 米国、サンノゼに営業所新設
2007年(平成19年)11月
  • 中国、南寧に豊達電機(南寧)有限公司設立
2008年(平成20年)4月
  • タイにフォスターIPO設立
2008年(平成20年)6月
  • ベトナムにフォスターダナン設立
2009年(平成21年)3月
  • 韓国ESTec株式会社を連結子会社とする
2009年(平成21年)6月
  • 宮田幸雄、社長に就任
サブウーハー壁掛け薄型ホームシアター等スピーカーシステム
バイオ耳掛け/カナル型ヘッドホン
密閉型ヘッドホン

2010

2010年(平成22年)1月
  • 中国、河源市に豊達音響(河源)有限公司設立
2010年(平成22年)3月
  • ベトナムにフォスターバクニン設立
2011年(平成23年)3月
  • 中国、崇左市に豊達電機(崇左)有限公司設立
2012年(平成24年)7月
  • ミャンマーフォスター設立
2012年(平成24年)11月
  • 本社を東京都昭島市つつじが丘に移転
2013年(平成25年)2月
  • ベトナムにフォスタークアンガイ設立
2014年(平成26年)1月
  • スター精密株式会社より小型音響部品事業を譲り受け
2014年(平成26年)4月
  • 吉澤博三、社長に就任
2014年(平成26年)12月
  • ミャンマーにフォスターティラワ設立
2015年(平成27年)8月
  • Fostexショールーム「Anfelit」がオープン
2017年(平成29年)1月
  • 国連グローバル・コンパクトに署名
2017年(平成29年)10月
  • FSK(THAILAND)CO., LTD. を連結子会社とする
2018年(平成30年)5月
  • 中国、南京に営業所を設立
Hi-Fiスピーカーシステム
小型音響部品
ボイスコイル用ボビン
2020~

チームの力で危機を乗り越える

1994年の円高進行、阪神淡路大震災や2000年の米国不景気、電気機器の価格競争・市場競争の激化による売り上げ低下等、何度も危機に直面してきました。そうした状況の中でも、年度スローガンを掲げ、目標に向かって力を合わせ危機を脱してきました。

2018年には、スマートフォン市場の成長鈍化による減収、翌年には新型コロナウイルスや円安による市場不透明感もあり、減収が続きました。こういった状況でも、製品の価格転嫁や輸送コストの削減、在庫の調整、安定した生産を継続する等、グローバル全体で一人ひとりの力を合わせ、乗り越えてきました。

2020

2020年(令和2年)6月
  • 成川敦、社長に就任
2021年(令和3年)9月
  • 中国に関係会社 广州富星電声科技股份有限公司を設立
2021年(令和3年)10月
  • フォスタービジネスサービス株式会社を新設分割により設立
2022年(令和4年)4月
  • 東京証券取引所プライム市場に移行
2022年 (令和4年)12月
  • ハンガリーにフォスターハンガリー設立
2023年 (令和5年)6月
  • 岸和宏、社長に就任
アクチュエーター