トップコミットメント
代表取締役社長 CEO
岸 和宏
持続可能な社会の実現に向けたESG経営の推進
当社は2021年に「ESG 経営宣言」を制定し、ESG経営を通じて持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。ESG(環境、社会、ガバナンス)要素は社会および企業双方の持続可能な発展を支える重要な柱であり、これに基づいて取り組んでまいりました。さらに今年は、事業活動を通じてESG課題に統合的に取り組むために、従来のESGマテリアリティに事業(B)の要素を組み込み、「B + ESG」の領域で新たにマテリアリティを設定しました。新マテリアリティの設定を通じて、事業とESGの双方を連携させ、さらなる強化と推進を図ります。
また、時代の変遷に伴いサステナビリティ課題への意識がより一層高まると同時に、気候変動、資源枯渇、社会的不平等、人権問題等、解決すべき社会的課題が増加しています。企業としての責任がますます重要になっています。
また、ステークホルダー、特にお客様からの期待やニーズも多様化し、より高い基準での対応が求められています。当社の車載関連ビジネスにおいては、電気自動車(EV)化の進展により軽量化が求められ、環境負荷軽減やカーボンニュートラルへの対応も必須です。現在、車載用音響スピーカの小型・軽量化を進めており、次世代スピーカとして環境配慮製品の開発も行っています。さらに、リサイクル材料の使用や、製造プロセスにおけるエネルギー効率の向上にも取り組んでいます。私たちの音響技術や材料開発力・製造技術をもって、これらの要望に応える製品を開発し提供していきます。
今後も「ESG 経営の推進」を経営方針の中核に据え、健全な企業風土の醸成、働き方改革のさらなる推進、品質管理・リスク管理の徹底を図ると共に、CO₂排出削減やエネルギー効率の向上、サプライチェーンにおける人権尊重等、社会課題の解決に取り組んでまいります。ステークホルダーの皆様、そして社会全体の期待に応え、サステナビリティに貢献していきます。