VOICES 02

挑戦と追求が 想像を超える音へと 繋がる

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BACKGROUND

フォスター電機の開発拠点のひとつである「大阪テクニカルベース」では、
顧客の想像を超える音の実現を目指し、日々研究が行われています。
実物の車を購入し、それを解体するほどのチューニングを施す中で、
スピーカだけではなく車そのものを理解することで最適な音を探ります。
顧客に寄り添い、自動車産業の変革を見据える大阪テクニカルベースの挑戦について聞きました。

JUN YOSHIDA

吉田 潤

営業本部 大阪オフィス 次長主査

担当業務:自動車向け音響製品の開発や提案を担当。顧客の求める音を実現するプロフェッショナル。
※インタビュー社員の所属、役職は撮影当時のものです

「顧客に入り込んだ仕事」を
するための開発拠点

フォスター電機の大阪テクニカルベースは「顧客に入り込んだ仕事」をするための場所です。具体的には、自動車の音響について研究・開発をしています。
音響製品を顧客に売り込むためには、実物の車に製品を搭載して使用し、音をPRする必要があります。プレーヤーやアンプを調整して顧客好みの音を実現させるのはもちろん、コストや車両への組み込みやすさなども求められます。
そのため、私たちはカーメーカのように車のシステムや構造を理解することで「顧客の想像を超える音」を目指しています。

「相手を想う気持ち」
なくして成功なし

「顧客の想像を超える音を目指す」と話しましたが、まだその目標は成就していません。私たちはいまだ「飽くなきチャレンジャー」です。よい製品を生み出しても、顧客から絶対の信用を勝ち取れるわけではありません。何年もかけて築き上げた信用も、小さなミスでゼロに戻るのが自動車産業の世界です。
だからこそ、自動車産業の動向やプレゼン相手が求めている方向性などを常にチェックしています。そこにフォスターの製品は対応できるのか、それは我々の得意分野なのか、リソースはあるのか、ほかの製品より優れているポイントはどこか、どのタイミングでPRするかなど、考えることはたくさんあります。しかし何よりも大切なのは「相手を想う気持ち」。これを忘れては成功しません。

優れた製品は
カーメーカに寄り添う
開発姿勢から生まれる

大阪テクニカルベースには「カーメーカの近くに」という、顧客に寄り添った開発姿勢があります。その姿勢があるからこそ、車の仕組みや音響を深く理解した開発ができ、顧客に受け入れられる製品が生まれました。
現在は、大阪テクニカルベースがスピーカを提供するだけのメーカではなく、音を委ねられるようなスピーカメーカに近づいていると感じています。

自動車産業の変革に
いち早く応える
スピーカメーカを目指す

最初に少し話しましたが、実物の車を使って製品提案する際は、顧客が想像している音を越えるために、何度も調整します。
調整では、スピーカの取り付け位置や口径、製品のサイズなどをチェックし、改善点を検討します。全て最初からやり直すこともあり、その場合も、ただやり直すのではなく「ここに設置した方がいい音がする」という確信を持って作業します。車を半解体して、必要なものを取り付け、見た目も派手にならないように、全体をまとめてチューニングしていきます。そうした挑戦を続ける大阪テクニカルベースですが、私たちが見据えているのは「未来の自動車産業の変革にいち早く応えるスピーカメーカ」となることです。そのためには、カーメーカとの信頼関係をより発展させて、車両開発のスタートから参画できる存在になることが重要です。優れた技術力と提案力を持ったメーカを目指して、これからも新たな挑戦を続けます。