VOICES 10

お客さまと共に歩む、 唯一無二の 「音響パートナー」

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BACKGROUND

フォスター電機には、とある米国の大手オーディオメーカに特化したビジネスユニットが存在する。
彼らは、目指すサウンドをメーカと共有しながら、音響パートナーとして高音質なサウンド体験を追求し続けています。
今回は、お客さまの信頼をさらに深めるきっかけとなった、ある提案プロジェクトの裏側に迫ります。

  • TATSURU ABE

    阿部 龍

    技術本部 第3技術部
    スピーカ設計3課 課長

  • TOSHICHIKA NAKAYAMA

    中山 利周

    技術本部 第3技術部
    スピーカ設計3課

  • BOB TOKITA

    戸木田 圭司

    営業本部 第3営業部
    部長

米国の大手オーディオメーカへ
3年ぶりに対面でプレゼンを実施

阿部

私たちのビジネスユニットが今回大規模な提案を行ったのは、フォスター電機と30年近く付き合いのある米国の大手オーディオメーカです。フォスター電機にとって、パートナーシップ戦略の面でも非常に重要なお客さまです。

阿部

今回は3年ぶりとなる米国での対面プレゼンとなりましたが、コロナ禍も落ち着きつつあるタイミングを見計らい我々からお客さまにアプローチをして実現しました。プレゼンの具体的な内容は、デモカーを用いた車室内における新しいデバイスの提案。そして、試聴室にて我々が作る「Immersive Sound」を体感していただきました。

チームで協力し、いざ本番。
結果は高評価

中山

ここ数年はコロナの影響で、直接提案活動ができていなかったこともあり、お客さまが求めているものを正確に把握することが難しい状況でした。「近い将来、車の中で『音』をどのように楽しむか」というテーマから、どのようなスピーカが求められるのかチームで考え、提案内容を決めていきました。

中山

プレゼンに向けては、実際に社内の試聴室で本番の環境を再現して練習を行うなどできる限りの準備をして本番に臨みました。蓋を開けてみると今回提案した内容はまさに今お客さまの求めているものと一致しており、大変高評価をいただきました。実は音のセッティングに関して、時間の制約から少し妥協した部分がありました。実際にプレゼンをしている最中その妥協点を指摘される場面があり、改めて厳しさを感じると同時に、判断基準の答え合わせができたという意味で収穫でもありました。

中山

今回のプレゼンが成功につながった理由は、現在米国に在籍しているメンバーとも密に連絡を取り合いながらチームで提案内容をブラッシュアップできたためだと考えています。3年ぶりの対面プレゼンということで、現地との連携は特に重視しました。

 

一番の成果は
目指す音を共有できたこと

中山

お客さまからは、今回提案したスピーカが既存のスピーカからの派生ではなく、全く新しいものだった点を高く評価していただきました。また、同じ空間で同じ音を共有しながらキーパーソンと意見交換する中で、今フォスター電機に対してどんな製品を求めているのか、改めて確認できました。私たちのプレゼンが終わった後、ご厚意でお客さまがリファレンスとしている音も聴かせていただけました。お客さまが目指している音や、フォスター電機の今後の提案活動のベクトルを確認できたことが、今回のプレゼンの一番の収穫かと思います。

これからも唯一無二の
「音響パートナー」であるために

戸木田

これまでもフォスター電機は、「OEM/ODMサプライヤのひとつ」というポジションではなく、一緒に目指す音を追求する「戦略パートナー」としてお客さまとともに歩んできました。今回の挑戦も「単純に指示された製品を提供するだけの存在」としてプレゼンするのではなく、お客さまと同じ音を共有して、より深い関係性を築くことができた素晴らしい機会となりました。今後も私たちは、お客さまにとって唯一無二の「音響パートナー」としてともに歩み、より高音質なサウンド体験を世界に届けていければと思います。