VOICES 13

お客さまの信頼獲得と 競争力向上のために 拠点と本社の連携を強化

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BACKGROUND

フォスター電機は、製品やその構成部品の製造を
すべて海外の製造拠点で行っています。
大量生産のタイミングで予期せぬ事態が発生することも多く
トラブル防止のために、本社の製造統括部が拠点をサポートしています。
製造工程の改善と言語・文化の垣根を越えた指導を通して
フォスター電機の製造品質を担保する活動に注目しました。

HOWELL HAO

ハウウェル ハオ

製造本部 製造統括部 部長

海外拠点と本社のパイプ役として、製造現場の品質改善業務を担当。分析ツールや指導方法の提案も積極的に行う。
※インタビュー社員の所属、役職は撮影当時のものです

海外製造拠点と本社の
連携を担う部署

製造現場では、想定もしていない問題が起きることもあるので、製造品質を保つために、拠点と本社の連携がとても重要です。

製造統括部のミッションは、品質向上のための、ムダやストレスのない⼯程作りとロスの削減です。さまざまな改善活動によって製造品質と能率が向上し、会社の競争⼒アップにつながります。製造統括部のメンバーは、各製造拠点と⼀緒に改善活動を⾏い、全拠点のムダを可能な限り無くしています。

実践的な指導を通じて、
製造現場で起こる問題を解決

私は、製造現場で発⽣する問題を解決し、⼯程の「品質改善業務」を担当しています。また、問題解決に加え、分析ツールや問題解決の⽅法も、拠点に導⼊しています。コロナ禍以前は、頻繁に海外拠点へ出張して、品質改善活動と教育指導を⾏っていました。現在は、オンラインと併⽤して教育を継続しています。

私の座右の銘は、⽼⼦の格⾔である「授⼈以鱼、不如授⼈以渔」という⾔葉です。⽇本語の意味は「⼈に⿂を与えれば⼀⽇で⾷べてしまうが、釣り⽅を教えれば⼀⽣⾷べていける」という考え⽅です。拠点のメンバーには、必ず問題解決の⽅法を、わかりやすく伝えています。実例を挙げて説明したり、オリジナル教材などを使って、誰もが理解しやすい指導を⼼がけています。

製造品質の鍵は価値観の統一と
コミュニケーション

各拠点のメンバーとつながるためには、コミュニケーションが最も重要です。相⼿と関係を作るには、まずその国の⽂化を理解し、尊重することが⼤切です。出張時には必ずその国の⾔語を勉強し、相⼿のルールに沿った⾏動を⼼がけています。

拠点と本社の連携を強めるために、拠点のメンバーを、最低1年間本社に出向させ、製造統括の本社業務を経験してもらっています。彼らは駐在期間中に、意欲的に⽇本語や⽇本の⽂化を学び、理解を深めてくれています。また、当社の社是”誠実”が軸となるフォスター共通の⾏動基準と価値観をまとめた”フォスターリズム”によって、拠点と本社の⾜並みをそろえて、品質改善を実現しています。

会社の競争力を上げるため
「知識」を「常識」に

これからも海外拠点と本社をつなぐ存在として問題解決と教育を⾏い、フォスター全体の継続的なスキル向上に貢献したいです。私⾃⾝が常に最新の⼿法を学び、拠点へ伝え、品質改善に努めることで継続的にお客さまからの信頼も得られると思います。

私はフォスター全体の競争⼒を上げるために「個⼈の知識を、全社の常識にしたい」と思っています。そのために、教育者を増やす必要があり、今後は後継者の育成にも⼒を⼊れていきたいです。