
VOICES 14
ゴールボール協賛。 理念の共鳴から 始まる新たな試み
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BACKGROUND
フォスター電機のビジョンは「未来社会に音で貢献する」。
音響機器の業界において、技術面での貢献を図る一方で
他の側面から社会のために寄与する手段も、日々模索しています。
今回は、フォスター電機が日々紡ぐ「音」からスタートした取り組み
「日本ゴールボール協会への協賛活動」に関わるメンバーへ焦点を当てました。
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ICHIRO KOSUGE
小菅 一郎
グローバルコーポレートサポート本部
副本部長 兼 経営企画部長 -
YUKO OKAZAKI
岡﨑 ゆう子
グローバルコーポレートサポート本部
IR・ガバナンス統括部 IR課 -
YOKO HIGUCHI
樋口 洋子
グローバルコーポレートサポート本部
サステナビリティ推進部 部長- ※インタビュー社員の所属、役職は撮影当時のものです
音を頼りに得点を競う。
「静寂の中で行われる熱き攻防戦」
ゴールボールは、視覚に障害のある人を対象に考えられた球技で、鈴の入った直径24センチのボールを、互いに投げ合い、得点を競うチームスポーツです。
見えない状態でボールを受け投げするだけでも難しいのですが、競技中はボールの音を鳴らさずに投げたり、足音をわざと立てたりと、ハイレベルな技を駆使した攻撃と防御が繰り広げられます。試合はいわば「静寂の中で行われる熱き攻防戦」です。
企業として、過去に個人選手のスポンサーとして協賛したことはありますが、スポーツ競技全体への協賛は、今回が初の試みとなるため、フォスター電機にとっても新たな挑戦となります。


きっかけはビジョンの共鳴。
目的は社員の意識啓発
協賛の決め手は、『「見えない」からこそ、「聴く」を大切に。』というゴールボール協会の基本理念と、フォスター電機の「未来社会に音で貢献する」という会社ビジョンには、ともに音を主軸に置くという共通点があり、親和性を感じたためです。
パラスポーツへの協賛は、SDGsで掲げられている「共生社会」や「多様性」の尊重姿勢にも沿う取り組みです。世界的に企業のESG領域の強化が重視されているいま、私たちも日本ゴールボール協会への協賛を通じて「ダイバーシティへの意識啓発」や「自社ビジョン浸透」などを図り、社員のエンゲージメントを強化したいと考えています。

部署内でチームを発足。
プロジェクトを一歩ずつ前へ
私たちは、社員にゴールボールを知ってもらうために、多様な取り組みを行っています。社内では、グローバルコーポレートサポート本部のあらゆる課のメンバー約20名とともにプロジェクトチームを構成し、さまざまな活動を行っています。具体的には、実際に試合を見ることができる観戦ツアーや、競技の難しさを体感できる「ゴールボール体験ラボ」などの企画や運営などです。実際に社員が試合を観戦することで「ゴールボールというスポーツの面白さだけでなく、ダイバーシティの観点からも応援したいという気持ちが膨らんだ」と聞きました。
また、ゴールボールの体験をした社員からは「ゴールボールのボールが想像より硬く重いことへの驚きと、アイシェードをして相当なスピードで投げ合い受け止める競技のハードさを実感した」との声がありました。
アイシェードをするとボールが遠くにある時には鈴の音が聞こえても、どの方向からやってくるのかわからないため、音だけを頼りにボールをとらえる難しさや、だからこそ選手は視覚以外の全ての感覚が研ぎ澄まされていることを知り、競技への興味が深まったとも聞いています。
実際に体験をしてもらうことで、選手の能力の高さや競技に対する奥深さを、感じてもらえたと思います。


ゴールボール協賛が
フォスター電機の価値向上のトリガーに
会社全体で、ビジネスを通した社会貢献、いわゆる「ESG」の「S」を強化していきたいという流れになっていることから、グローバルコーポレートサポート本部では、今回のゴールボールプロジェクトに力を入れて取り組んでいます。
現在は、ダイバーシティの啓発や、自社ビジョン浸透など、社内への働きかけが中心ですが、将来的には社外にも意欲的に活動領域を広げる予定です。それが、フォスター電機そのものの価値向上につながると考えています。
今回のゴールボールとのつながりを最初の一歩として、フォスター電機は今後、大きく変化を遂げる予定です。ぜひご期待ください。
VOICES
響かせる人々